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卒業生からのメッセージ

「合格体験講演会」「合格体験記」より

京都大学医学部医学科 合格

 僕は、受験生活において「いい勉強をたくさんやる」ということを心がけ、実践してきたことが合格の決め手になったのではないかと思っています。
 中3の頃から入試まで、平日と土曜は学校帰りに塾の自習室で10時まで勉強してから帰宅していました。部活や生徒会をしていた時は平日2時間半、土曜日4時間程度、引退後は平日5時間、土曜日6時間程度自習室で勉強し、帰宅後は全くしませんでした。1日あたりで見れば、飛び抜けて長い勉強時間ではありませんが、それを長期間ほぼ毎日欠かさず続けたため、膨大な時間となりました。また、高3の夏休みに1回、冬休みに2回、1週間に100時間勉強するという試みをし、短期間に集中して長時間勉強するという経験は、学力の面でも精神的な面でも大きな糧となったと思います。
 「いい勉強」とは、いいコンディションで、いい内容の勉強をすることです。いいコンディションを保つために、睡眠を十分とることを意識し、受験期は12時~7時までの7時間睡眠を習慣にしており、昼間も勉強していて眠いと感じたら迷わず寝ました。ただし、昼寝は10~20分程度に決めており、その後はすぐ目が覚めるよう訓練しました。また、いい内容の勉強法は、最も自分に合った方法、最も効率よく目標に近づける方法を常に模索することを意識していました。最終的に僕が実践していた勉強法は、まず数学と国語は学校の先生に添削指導をして頂きました。数学の添削では分野の順序を考えずに毎日問題を解くことで、分野ごとの発想にとらわれがちな問題集での学習と異なり、分野をまたぐ自由な発想力が養われました。国語では、ハイレベルな記述問題になると自分で答え合わせするのが難しかったため、京大の入試問題(記述)の添削をして頂きました。自分で回答を見ても気づかない欠点を指摘してもらえるのも添削指導のメリットです。また、日々の学習において、1回目の学習で深く理解することを心がけ、ただ解法をなぞって流れを理解するだけでなく、「なぜその発想をするのか」「なぜそのようにすれば解けるのか」ということを追求しました。そのため、その問題だけでなく少し味付けの変わった類題にも対応できる力がつきました。このような質と量とを共に追求した勉強をすれば、結果はついてくると僕は信じています。

大阪大学理学部 合格

 中学の時から国立大学の志望校を決めていたので、英語と数学については、高1から受験を意識して、授業で習う範囲にこだわらず勉強をしていました。英語は、英検対策と英会話教室に通ったことで伸ばすことができました。ただ漠然と英単語や文法を覚えるのは難しいので、英検という目に見える目標を持つことで勉強に取り組みやすくなりました。また、英会話教室は社会人と一緒に学べる環境だったので、リスニングには効果的でした。高3は得点割合が高い長文対策を意識した勉強に心掛けました。数学は、高1から先生に添削プリントをお願いしていました。毎日1問程度ですが、忘れかけていたことを復習する機会になったり、難しすぎて2日かけて考えたり、いろいろな問題を3年間積み重ねたことが大きな力になったと思います。添削のおかげで受験時は一番自信を持って臨める教科になりました。どの教科も先生にお願いしたら添削してくれるので、ぜひ頼ってください。一方で、理科については、高3になるまでほとんど対策ができていませんでした。このため、センター試験直前の勉強が理科に偏ってしまい、センター試験では理科の得点は伸びたものの、得点源だった他の教科の点数が落ち、結果は苦しいものでした。理科についても早く対策すべきだったと反省しています。それでも、今できる最善のことをしようと二次試験に向け、大学の過去問を解き続けました。私は塾に通っていないので、放課後も学校に残り勉強していました。一緒に勉強した友人の存在は、心の支えでした。二次試験では、ボーダーラインに多くの受験生が集中するので、1点でも多く取ることだけを考えていました。最後まで諦めなかったことが合格につながったと思います。
香川誠陵中学校・高等学校
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